Montain Forest
40th Anniversary
髪を洗う時、<前かがみ派>それとも<のけぞり派>ですか?
髪の長さが15cm以上だったら【のけぞりスタイル】をお勧めします。
シャンプーは本来、
髪や頭皮の汚れを落とし清潔に保つために行う基本ヘアケアです。
でも、その洗い方次第では、頭皮や髪に皮脂や汚れ、
整髪料が残り、正常な髪の育成や皮膚生理が妨げられてしまいます。
また、キューティクルの損傷を起こさせたり、損傷を拡大させてしまいます。
髪や頭皮を傷めないシャンプーをしましょう。
【のけぞりスタイル】
洗い方は、頭を少し上に向け、髪がオールバックになる様にします。
シャワーで流す時は、もう少し上を向いて頭を45度位傾けます。
のけぞりスタイルの良い点は、髪や頭皮に負担をかけません。
顔が上を向く事で、顔周りの髪や頭皮が洗いやすく流しやすくなり、
洗い残し、濯ぎ残しが防げます。
どの箇所を洗う時でも、髪に沿って手が動かします。
手が髪を横断する事なく、髪同士の摩擦がないのでキューティクルを傷めません。
オールバックの自然な毛流れがキープされ、パーマヘアでも髪のカラミを防げます。
シャンプー剤やトリートメント剤などの塗布がムラなく均一にできます。
流す時にも、シャワーの温湯が頭皮に沿って流れ、
頭皮にシャンプー剤を残しません。
シャンプー剤やトリートメント剤が顔につかなくてすみます。
シャワーヘッドを探す事なく手に取れます。
キューティクルの損傷はシャンプー時やドライ時に多く起こります。
傷めない様に洗いましょう。傷めない様に乾かしましょう。
キューティクルは髪の表面(外側)に見える部分、触れる部分です。
キューティクルの役割は、髪にツヤを与えたり滑らかさを与えるだけではなく、
髪内部のタンパク成分の流出を防ぐ役割をしています。いわば髪の保護役です。
キューティクルが損傷を受けると、
感触的にはツヤがなくなったり、ベタっとしたり、
引っかかる様になったり、絡んだりします。
また、髪内部の成分を保護出来なくなり、タンパク成分の溶出や流出が起こります。
タンパク成分が失われると乾燥してパサついたり、
カサついたり、コシが無くなったりします。
またカラーでは染色性が悪くなり、褪色も早くなります。
パーマでもかかりが悪くなり、ウェーブの持ちも悪くなります。
このようにキューティクルが損傷すると、
髪自身だけではなく、スタイリングにも悪影響を及ぼします。
少しの傷みでも、毎日毎日の積み重ねで、
3ヶ月、6ヶ月後の損傷差は大きく出てきます。
ダメージは1回のケアでパッと直るものではありません。
毎日のケアが重要です。
何気なく行っているシャンプーも、少しだけ大切にしてみてはいかがでしょうか。
キューティクルの損傷状態
(キューティクルは、髪同士やブラシなどの摩擦で欠けや剥離を起こします。)
キューティクルに多少の欠けが見える。
キューティクルの大きな欠けや緩みが見られる。キメが粗くなっている。
キューティクルが大きく剥離して、内部のコルテックスが露出している。